あなたの声を、もう一度



ピンポーン…


「…お帰りください。」

ブチッ

ピンポーン


「…あのぉ、本当に…帰って…」

「真希さんに合わせてください。」


「…無理ですよ。」


「お願いします。」

ガチャ



ドアの開く音がした。


「ちょっ、真希様?!?!」

インターホンから声が聞こえた。

な、何が起きているんだ?


ザッザッ


砂利を引きずる音が聞こえた。



この家のドアは大きな洋風な門で、家に繋がるドアはここから少し遠い。


誰か…来る?


ザッ



!!!!




僕の前に現れたのは、幼い裸の天使だった。