あなたの声を、もう一度


ピンポーン

「はい。」

「真希さんに合わせてください。」

僕はいったい何をしているんだ…?

なんでこんなに…

「なぁ」

…ん?

さっきの女性の声じゃない声が聞こえた。

「は、はい…」

「一生来んな」

ブチッ

…ん?


何が起きた?


今の声は、星野 真希か?


プルルル…

「もしもし?」

「なぁ、絶対に星野連れてこいよ。
先生がイライラしてる。」

同じ学級委員の男子からだった。

「…き、君も一緒にきてよ…」

ブチッ


切られた…



てか、なんで先生がイライラしてんだよ。


あ、あれか。教師の立場ってやつか。


…連れてこなかったら、どうなるか…。


あの先生は、何をするかわんねぇからな…。


あぁ、やだ。