あまずっぱい


授業サボっちゃったよ…


静かに泣いてると廊下の隅に人影が


「あ、あの…」


気づけば声をかけてる自分にびっくりした


相手も驚いてるようで大きい一重の瞳をパチパチした


でももっとびっくりしたことにその相手は…





「青葉…?」

「小花、元気だったか?」

「…うん」



懐かしい爽やかな香り
抱きつきたくなる、でもダメなの




わたしの生き別れた双子の兄―