先生「じゃ。皆、迷惑にならないように部活見学してくれー。」




先生はそう言い出ていった。







歩美「夏芽。」

夏芽「ん?」

歩美「一緒に行こー。」

夏芽「当たり前じゃんw」





そして、次々回った。







サッカー部の前を通ろうとしたら


「あ。おーい」


なにか言っている声が聞こえた。



トントン......



後ろを振り返ると


昨日、ぶつかった男がいた。





「あ。」


「昨日はごめんね。1年生だったのか。 名前なんていうの?」

夏芽「金子ですけど」

「下の名前は?」

夏芽「夏芽です。」

「あぁ。夏芽ちゃんか。りょーかい。」


なにが了解なんだ。


夏芽はそう思った。



ハヤシ ナオヤ
「あ。俺は、林 直也っ。よろしくね。」


夏芽「は、はあ。よろしくです。」


直也「あ。ちょ。今日、帰るとき校門の前でまってて」

夏芽「え?なんでですか?」

直也「話したいことがあってさ。」

夏芽「は、はあ。わか、り、ました。」



サッカー部を後にした。



歩美「あの人、よく見るとかっこいいね。」

夏芽「えぇ?そうかな?w」

歩美「あ。校門の前でまっててって言ってたけど、私、先に帰ってた方がいいのかな?」

夏芽「え!やだ。一緒にまっとこ。」

歩美「いやなの?ww」

夏芽「うん。やだ。w」