体育館はとても広かった。 内装はオーソドックスなものだが、とにかく広かった。 全員が着席したら、偉い人達の長ったらしい話が始まる。 話されても、右から左へ流れていくばかりだが… まあ、そんな話も終わりを迎え、教室へ。 入学式なんて、行く意味があるのかどうなのか、わからない儀式だ。 私にとっては行く必要がない。 時間の無駄だ。 そんな理由で、私の頭は半分機能停止中。 そんな時に事件は起こった…