大切な記憶を

私の言葉に、城衣ちゃんは鼻をすすりながらこくりとうなずく。

「みんなのかっこよくて強いお姉ちゃんは、いますっごく戦ってる。みんなのところに帰ってこようと必死に戦ってる。だからね、死なないよ。絶対絶対、帰ってくるよ。だから城衣ちゃんも、お姉ちゃんが勝って帰ってくるって信じて、今待とう。絶対、大丈夫。大丈夫。ね?」

私の言葉に、城衣ちゃんは小さくうなづく。

私は「えらいえらい。」と城衣ちゃんの頭を撫でて立ち上がる。

「待とう。」

私の言葉に、みんなが大きく、うなづいてくれた。