大切な記憶を

その日の帰り。

今日も憐と手をつないで帰っている。

つなぎ方はもちろん、恋人つなぎ。

ずっとずっとしたかった、憐と恋人らしいことの一つ。

憐の手のの感触に私はいつもドキドキしている。

こんなに私をドキドキさせるのは、こんなにドキドキできるのは、憐しかいないよ。

と、憐と他愛のない会話をしていると、いつの間にかいつもの曲がり角に来てしまった。

憐は右に、私の左に曲がらないといけない。