大切な記憶を

「あのさね。」

「う、うん。」

私はドキドキしながら言葉を待つ。

「何?」

「…授業中話してたさ、俺が視衣の言うことなんでも三つ聞くってやつ。」

「あーうん。」

私が相槌を打つと、憐が顔を近づけてくる。

憐のきれいな顔に私は思わずドキドキしてしまう。

「…あれ、今できない?」

「え。」