大切な記憶を

と、

「おはよ、視衣。」

後ろから私の名前を呼ぶ声がする。

ドクンッ

と私の心臓が暴れ始める。

振り返らなくてもわかる。

「憐…。」

私は暴れる自分の心臓を抑え込んで、振り返る。