次の日。

私が教室に入った途端、何か大きな物体が私に抱き着いてきた。

「うっ…わっ!」

私はかろうじてバランスを取り、私に抱き着いてきた物体を確認する。

「誰だっ!」

「私だっ!」

勢いよく上がった顔を確認して、私はため息をつく。

「何よ衣亜。いきなり抱きついてきて。」

「ふっふーん☆」