大切な記憶を

「あのね憐!」

「何。」

憐はただ、私の目をまっすぐ見てくる。

それに、私は少し気恥ずかしさを感じながらも、ゆっくりと、口を開く。

「私…私…」

「ん?」

いつもと私の様子が違うからか、憐が不思議そうな声を上げる。