大切な記憶を

「笹神、千翔世です。…君は?」




「信崎、視衣です。」




「視衣ちゃん、か。また会えるといいね。」




千翔世君はそう言って、なにか思い出したように私の元に戻ってくると、私の顎に指をかけた。




そして、




「?!」




私の唇に、優しいキスを落とした。