大切な記憶を

ほんのりと暖かいのが恥ずかしくて、それを誤魔化すように男の子を見つめ返して私は言った。



「あなたは?」




「え?」




「あなたは、病気なの?」





すると男の子はまたふんわりと笑って、言った。




「うん。病気だよ。」





「…っ」