大切な記憶を

それに答えないでいると、憐はふー、と息をはいて立ち上がった。



え、終わり?これだけで終わり?!




と私が内心焦っていると、




「?!」





憐がいきなり私の顎に指をかけて上を向かせると、強引に唇を重ねてきた。





「?!…!!」




私は声にならない声を上げながら憐の腕をぺしぺしと叩いた。




しかし、むしろ憐は勢いを増して、私の体に手を回し、自分の方にぐいっと引き寄せて、なおキスを続けた。