大切な記憶を

「ほんとだ!憐ー!頑張ってー!」


私が声を上げると、黄色い悲鳴のせいで聞こえるわけないと思っていたのに、憐は振り返って、私を見て力強く親指を立てた。



胸が高鳴る。



「あ、気づいてくれた、ね、視衣見た?!」



私が視衣の顔を見ると、視衣は、


「うん!気づいてくれたね!すご!」



と言って嬉しそうに笑う。