大切な記憶を

「すっごい偶然ね、私、明日先生から外出許可貰ってたの!見に行きたい!」



「…え?」


私はつい髪を縛る手を止めて視衣に聞く。


「え、でも、ほんとに大丈夫?多分、車椅子でしょ?それで会場に入れるのかな…」