大切な記憶を

「何?!なになになになになになになに?」

衣亜は恐怖(私の悲鳴の)で私の腕に顔をうずめる。

「ちょっと!」

私はぼさぼさになってしまった前髪を押さえて顔をあげた。

と、その視線の先には。

「…っ!」