大切な記憶を

「きっと、この子の記憶は戻るはずなの。私は、そう信じてるわ。でも、私にはできない。衣亜ちゃんになら、できるかもしれない。だから、お願い。」




視衣ママは頭を下げながら言った。



「あ、頭をあげてください!視衣の記憶は、必ず戻ります。私もそう信じてますから、大丈夫です。」





やっと頭をあげた視衣ママに、私は日記を抱きしめて言う。