大切な記憶を

「んで?何よ、なんか用?」

私が聞くと、衣亜が口調を変えずに言った。

『いやー今日視衣告るんでしょ?頑張って―って言おうと思って。』

「そんなん学校で言えっ!」

そんな内容で朝っぱらから電話よこすなっ!

私は衣亜に少々イライラしながら言った。