大切な記憶を

憐は歩きながら親に連絡を取り、許可が降りたのを私に伝えて口を閉じた。

そのまま無言で憐の家に着くと、私を家の中に入れてくれた。

「おじゃまします。」

私は脱いだ靴をしっかり並べて家を上がった。

「いらっしゃい、衣亜ちゃん久しぶり。」

「お久しぶりです。」

私は言ってかるく頭を下げた。