大切な記憶を

短いキスをして離れた憐は、近距離で私を見ると小さい声で言った。


「俺の家、泊まりに来る?」

「…うん。」

「特別だからな。」

「うん。」

憐は私の返事を聞いてからふわりと頭を撫で、私の手をとって歩き出した。