大切な記憶を

そう言って、私は憐に抱きつく。

そして、徐に顔を上げると、整った憐の顔が間近にあって。

私たちはお互いに吸い寄せられるように唇を重ねた。

ファーストキスの味は、甘くて、酸っぱくて、どこか、痛かった。