大切な記憶を



授業が終わって、私と憐は屋上に向かった。

程よく色付く空を見上げて、私たちは手をつなぐ。

「見て見て!あの雲、すごく綺麗じゃない?」

「あ、本当だ。すごい変な形してる。」

「ね!ほんとほんと!」

そう言って、私たちは笑いあった。