大切な記憶を

「もう…ほんとに心配したんだから!死んじゃうかもって…もう目を覚まさないかもって…ほんとに…怖かった…!」

「うん、ごめんね。」

「もうやだから!もう…いなくならないで…。」

「…うん、いなくならないよ。」

私は視衣に顔を埋めて子供のように泣いた。

後ろから憐が歩いてくる音が聞こえてくる。

憐が私の後で立ち止まったのを確認して
私はずびっと鼻を鳴らして視衣から離れた。