大切な記憶を

頭がショートしているような感覚を覚える。

ただ、先生の声だけが、私の鼓膜に響く。

『今、お医者さんから小さい検査を受けているらしい。でも、それももうすぐ終わるそうだ。終わったら面会が出来るようになるらしい。今日だけは特別だ。二人で病院に行ってこい。今日、仮に午後から学校に来なくても、欠席にはしない。…行ってこい。』

そこからは、早かった。