リビングに戻ると、お母さんがテーブルの前に朝ご飯を並べているところだった。

「ほら、さっさとご飯食べちゃいなさい。」

「うん。」

いつの間に起きてきたのか、妹の城衣(きい)と弟の志衣(しい)が並んで座っていた。

「あ、おねーちゃんおはよう!」

「おーはーよー!」

城衣はチョコクリームを塗った食パンをかじりながら、志衣は無邪気に笑いながら私に抱き着いてきた。

「ん、おはよー!」

私は抱きついてきた志衣の頭を撫でながら言った。

ちなみに城衣は小4、志衣は小2である。

さらに志衣の下にも二人いて上が幼稚園年長の新衣(にい)保育園の日衣(ひい)がいる。

さらにお父さんがいるので七人家族である。