大切な記憶を

・・・

「…じゃあ、私、そろそろ帰りますね。」

私はそういって立ち上がった。

視衣の日記をかばんにしまって視衣ママにぺこりとお辞儀をする。

「あら、もう帰っちゃうの?」

視衣ママはさみしそうに眼をして私を見返した。