大切な記憶を

それから、しばらく気まずい空気が私たちの間を満たす。

どうしよう、どうしよう。

憐になんて言おう。

そう考えているうちに学校についてしまった。

私たちは校門の前に行って、インターホンを押す。

ピンポーン

おなじみの音が響いてしばらくしてから担任の先生が出た。

『はい。』

「三年三組の静稀と和泉です。遅刻してきました。」

『あーはい、わかったわ。今カギ開けるから玄関で待ってて。』

「はい。」