大切な記憶を

「憐ごめん!待った?」

公園についた私は、肩で息をしながら憐を見上げる。

「ううん、大丈夫。」

憐はいままで見たことがないくらいに優しい笑顔で笑いながら言う。

それを見て私はつい口を開け放つ。

「…どうした?」

私の変な表情に気付いた憐がいぶかしげに聞く。

「いや…。憐でもそんなに優しく笑えるんだーって思って。」

「う、うるせっ!ほら、さっさと行くぞ!」

憐はそういって私の腕を引っ張る。