大切な記憶を

朝ご飯は病院が出してくれた。

私は噂に聞く通り、くっそまずい病院食を想像していた私は、思った以上においしくてすこし拍子抜けした。

そして今。

朝ご飯を食べ終わった私たちは寝泊まりした空き病室にいた。

私はスマホを取り出し、家の電話番号を押す。

スマホを耳にあて、しばらくの間機械音を聞く。