大切な記憶を

「やった!」

いつものまぶしい笑顔の城衣ちゃんに戻って、私はすこし安心しながら言った。

「明日も早いよ。電気消していい?」

「うん!」

城衣ちゃんの元気な声に私は微笑みながらスタンドの電気を消す。

ベットの周りが暗くなる。

でもまだ親たちが起きているらしくところどころに電気がついていた。

私たちはそれを気にせずに向かい合って横になる。

「お休み、城衣ちゃん。」

「お休み、衣亜ちゃん。」

私は城衣ちゃんの声を聴いて、ゆっくりと目を閉じた。