大切な記憶を

「目が覚めたら、一番最初に会いたいですから。」

私の言葉に、視衣のお母さんはやわらかく微笑みながら言った。

「わかった。お母さんからは許可もらってる?」

「はい!」

「じゃ、おーけー。」

視衣のお母さんは親指を立ててにっこり笑った。

その顔が、視衣の笑顔にすごく似ている気がした。