大切な記憶を

頭を上下にかっくんかっくんしていた私も、ふっと顔をあげる。

「ん…どうしたの、憐?」

憐は遠くを指さしながら言った。

「集中治療室のランプが、消えた。」

「…え。」

私は憐り指さす方向を見て、目を見開く。

確かに、ランプが消えていた。

と、その時。