極道娘!

え、変態?

そんな事はありません。男なら誰しもが思うはずです。

おっと、こんな事が組長に知られたら私の死亡フラグ確定ですね。
平常心、平常心。欲情してませんが。


そんな思考をしている内にお嬢の部屋に着きました。

中に入り、和室に似合わないベッドの上にお嬢を寝かせ、部屋を出ました。

お嬢の機嫌を治すためにお菓子を取りに行くのです。きっと起きたらまた怒り出すでしょうから。


廊下に出てキッチンへ向かう途中、襖が若干開いている部屋で落ち込んでいる組長を見かけましたが、ここは見て見ぬ振り。

幸い、組長がこちらに背中を向けていたので、私は音が出ないようにそっと襖を閉めました。
やっぱショックだったんですね…