極道娘!

あたしが投げたドスは後ろの土壁に綺麗に刺さった。
それと同時に怒りと殺意が沸いてくる


「あぶねーだろーがんなモン投げたら」


んだとクソジジイ…
あたしはこの一言でキレた。


「何があぶねーだろーがだクソジジイ!てめぇがんな事言うからだろーがボケぇ!」


すぐに父さんを殴ろうとすると、後ろで見ていた組員があたしを止めにきた。


「お嬢!落ち着いて下さい!」

「危険です!」


皆口々にそう言って、あたしの腕を拘束しようとする。
そうはいくか!


「じゃあかしぃわぁぁぁあ!」


あたしは組員を容赦無く投げ飛ばすと、父さんに向かって拳を振り下ろした。