極道娘!

「明、お前二ヶ月後に鷹島組の若頭と見合いする事になったからな。」


父さんが咳をして話した事がこれだ。

父さんの隣でにこにこしている母さん。
大事な話を聞いて、みんな想像していたのとかなり違っていたのか、ポカンとしている組員。

そんな中私はそばに置いておいたドス(刀みたいなもの)を手に取り…


「っらぁぁあ‼」


素早く鞘から引き抜いて、父さんに向って投げた。勿論、脳天狙って。

だが父さんは避けやがった。
大人しく当たれよクソジジイ!