さくらへようこそ

駅から歩いて行くと、『今池クリーニング』と言う看板が見えてきた。

「あれが俺ン家」

達也が看板を指差した。

「相変わらず、ボロいなあ」

忍が言った。

「おい、ボロいはねーだろうが。

そのボロいクリーニング店にシャツの洗濯を依頼しにきたヤツは誰だったんだよ」

そう言った達也に、
「はいはい、その節はどうもお世話になりました」

忍が言い返した。

「あの、お仕事抜けちゃっても大丈夫だったんですか?」

2人の間に割って入るように、美桜が達也に聞いた。