キーンコーンカーンコーンー……
授業終了の鐘が鳴る。
その途端、ここ、1-Bの教室は、騒がしくなる。
吉岡 美音、15歳。
1人、黙って机の中の荷物を鞄に詰め込む。
そんな時、私の隣の席に、1人の女子が寄ってくる。
「ねえ、智沙〜、今日、このあと駅前のクレープ屋行かない?」
「お、いいね〜!いこいこ!!」
「ってーかさ、世界史ってマジで意味不明じゃない?」
「確かに!絶対に役立たないっての〜」
そう言って、ヘラヘラしてる、女子2人。
バッカじゃないの?
そんな上辺だけの関係、作って何が楽しい?
そんな意味を込めて、その2人を思い切り睨みつける。
それに気づいた2人。
「ちょ、行こ?」
「う、うん…」
そう言って、そそくさと教室を出る2人。
いつの間にか、私の半径1mには、誰も寄らない。
という変な決まりごとを作られた。

