私だって君に近づきたいよ…?

「そういえばなんで真奈美は緑山高校にしたの?真奈美の頭じゃもっと上目指せるじゃん?もったいなくない?
しかも…



うっ…」

「ちょ!綾乃どうしたの?」

私は恥ずかしながらも電車の中で泣いてしまった。

「だって真奈美は…
来年、カナダに留学でしょう?」

「うん。。。
でも綾乃!私は綾乃の友達…いや!いつまでも親友だよ!」

「うっ…うわぁあぁぁん」

頼りになって、お姉さんみたい。
私とは大違い…


昔から自分から比べてしまうようになっていた。

そうして電車に揺られて15分。

緑山駅に着いた。

降りた瞬間、今までにないほどウキウキしていた。