「借金が何だ。俺に迷惑かけないようにとか思ってんのか?俺はお前といられればそれでいい。金だって、2人で稼げば早いだろ。だから離れていこうとすんなよ……。お前がいなくなるのが一番つれぇんだよ……。」
……ほんとに?
頼っていいの?
だってちょっとやそっとのお金じゃないんだよ?
「これからは何でも一人で抱え込むな。俺がいるから。」
“俺がいるから。”
その言葉に、今まで我慢してきた涙が溢れた。
……ありがとう。
蓮は小さい子どもみたいに泣きじゃくる私の頬を撫で、涙を拭ってくれた。
夜が明け、地平線から顔を出した太陽が優しく私達を照らしていた。


