そのままずるずると引きずられ、大きな真っ黒の車の中へ放り込まれた。
次の瞬間には後ろで腕を縛られる。
「おつかれさーん。」
真っ暗で何も見えない……
でも、分からないけど、他にも何人か……いる。
「……どういう……こと……?」
情けないくらい声が震える。
一体何が起こってるの?
「初めまして、お嬢さん。別になんもひでーことはしねぇよ。」
「俺らはただ、貸したものを返してもらいに来ただけだ。」
「貸した……もの?」
すると、暗闇の中で男の壮絶な笑みが見えた。
「お前の親父になぁ、金貸してんだよ。すいませぇーん、お金が必要なんですぅー、ってな。」
なにそれ……そんなの私一度も……。
「で、それを返してもらわねぇといけねーわけ。でもお嬢ちゃんはまだ高校生。金なんて持ってねぇよなぁ。一千万なんて大金。」
「いっ……一千万!?」


