『詰め終わったんで、先に失礼します』 トラックのおじさんは、私たちを残して出発した。 『唯奈…、俺たちも行こうか』 『そうだね…!行こう!』 今日から2人っきりで居ることの恥ずかしさと緊張で上手く喋れなかった。 そして、今からは葵くんと2人で生活していくんだ。 緊張するけど、前みたいに戻れたらいいなと期待もしていた。 私は葵くんが好き。 でも葵くんは誰が好きなんだろう…。 小さい頃の約束、守ってくれるんだよね。 きっと、神様は葵くんを救ってくれる。そう信じていたいな