『いっ…いつからっ…なのっ?』 涙が溢れて、あまり喋れない私は 必死に伝えたいことを言葉にした。 『生まれつき…だよ。 ほら、俺さ引っ越したでしょ? あれ、手術のためだったんだ』 手術…おじいさんが倒れたからじゃなかったの…? 『でも唯奈、 あの約束は守れるよ? 唯奈がよければなんだけど…』 約束……、結婚……? 『わっ…私はっ…したいっ…ですっ…』 葵くんは、1番自分が辛いはずなのに私を思ってくれている。 葵くんのためにも強くならなきゃ