今日もうまくやれる気が まったくしない。 私はハァ...と、ため息をついてから 苦笑いして言った。 「ほんとにこれ、私にできるわけ?」 「できますとも。 そう信じて下さい。あこ姫様。」 私はまたため息をついてから 「そーれーで...。呪文は?」 と、めんどくさそうに言った。 「エクセメントです。 この呪文は、杖を縦に振っては...」 「エクセメントッ!!」 私はまっすぐな瞳で 唱えた