「ここにいい思い出なんてひとつもないよ」 「春菜ちゃん」 「でも、私はまだここを卒業できてなかったの。ずっと逃げてたから。立ち止まってたから。だから今日はね、ここを卒業しに来た」 春菜はそう言って微笑んだ