それから、春菜は朝日が登る少し前の人が少ない時間に橘の家に行くようになっていた

「先生、おはよう」

「おはようー」


寝癖をつけたまま橘が玄関のドアをあけた


「ジョニーもおはよう」

春菜は橘の愛犬・ジョニーにも挨拶をした
ジョニーも春菜になついていた

「じゃあジョニー行こっか。先生、行ってくるね」

春菜は笑顔でそう言った

隣にはジョニーもいた


そう、春菜は毎日ではないが、ジョニーを連れてよく散歩に行くようになっていた