雨のち晴れ

「お父さん。まだ間に合うかな?私、外に出てみる。今から先生のとこに行ってくる。先生となら大丈夫なような気がする」



春菜はそう行って部屋を飛び出した



時計の針はもう
日付をかえていた


静かな道路を春菜はひたすら走った


「先生ー」

春菜は橘を見つけ叫んだ


「春菜ちゃんなにやってんの」

「先生……こんな時間ですが、私と…デートしてくれませんか」


息切れした声で春菜はそう言った


橘は笑った
笑ってオッケーサインを出した