………む、むり。
突拍子もなく2対3でビーチバレーしてるけど、体育の授業以外で運動しないあたしには動くのですらハードなのに、それに加えて初めてするビーチバレーにも戸惑う。
他の四人はレシーブもサーブも、アタックも上手く決めていて、あたしがチームの足を引っ張っている。
仁くんも小柄なのに、武道やってるだけあって運動神経いいし、他の三人は背も高いから、アタックなんてやすやすと決めちゃってる。
「いま、どっちが勝ってるの?」
「結衣遅い…。僕と変わって…」
そう言って順平くんは南雲くんとバトンタッチ。
ま、待って、あたしも…。
「君は全然動いてないじゃん」
そういう仁くんによってコートに戻されてしまう。



