無理やり椅子から立たされようとしたのを意地でも動かないでいると、無理やり立たせようとする堀本くんといざこざなかなって、せっかく束ねてある書類はバラバラ。
さいあくっ…!
「ほんと、君たち、後先構わずに行動するのは止めてくれないかな」
「かやっ…」
「何だよ茅野。テメェには関係ねぇだろ」
「関係なくはないよ、そこの書類を片付けてもらわないと俺の仕事が増えるんだから」
戻ってきた茅野くんは彼らの存在を無視するかのように、机の上に溜まってる書類に目を通していく。
「あ、理事長からさっき、今日はもう帰っていいと言われたから、彼女は今から暇だから」
な、なに!?
どういうことですか!?



