入ってきた人を見た途端、声を上げていた。
「ゆ、結衣っ…!!」
ほんの数週間見てないだけなのに、
なぜかものすごく久しぶりに会ったような、
そんな感じ。
「よっ」
でも結衣の表情は険しい。
声も…なんだか、怖い。
雰囲気を察してか、席を外した坂口さんとすれ違いベッドに近づいてくる結衣。
「結衣…」
「凛…」
「無事でよかった…」
もし結衣にも何かあってたらと、不安だった。
誰も結衣の話をしないから。
でも結衣の顔を見ると安心する。
「凛っ」
「わっ、結衣!?」
ベッドに腰掛けると、あたしを抱き締めた結衣。
その腕は、少し震えている。
結衣、らしくない。



